北海道江別市の整形外科・内科【おおあさクリニック】 (AKA-博田法)

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Q&A

腰痛

腰痛について

「先生、今年のヨサコイも盛り上がりました。 でも腰が痛くて痛くて、今日はさすがに仕事休んで病院にきてしまいました。 今週末も祭りで踊る予定なんですけど。踊りたいんです!! 先生、何とかしてください。」
「毎年、がんばっていますね。今年もすごい盛り上がりでしたね。 わたしもちょっとだけ見ましたけれど、八丁目広場のステージにはびっくりでした。 あれは踊っていて気持ちよかったでしょうねぇ。」
「ほんっとに楽しいですよ。 今のわたしのすべてです。売れ残りといわれようがゼンゼンかまいません。 踊れなくなるぐらいなら結婚なんかしません。倒れるまでおどってやる~と思っていましたが、先生、早くも倒れそうです。 い・い・痛いですぅ。」
「う~~ん。」
「先生、わたしの腰の写真を見て何をうなっているんですか。 そんなにわたし、悪いんですか? さっき腰が痛いのにあっちむいてこっちむいて、いろんなかっこうして写真撮ったけど わかるんですか、こんな変な画で。わたしの腰の痛みが。」
「エックス線写真はいろんな方向から撮らないと病気がわからないことが多いんですよ。 Q恵さん、ずいぶん前から痛かったですか? しびれたりしますか?」
「中学のときテニス部だったんですけど、その頃からけっこう痛いことありました。 最近は練習が長時間になると左足がちょっとしびれていました。」
「ヘルニアかもしれないなぁ、、、。Q恵さんMRI撮影してもいいですか?」
「MRIって何ですか?時間はどのくらいかかるの?お金はどのくらいかかるの????」
「30分くらいかかっちゃいます。MRIというのはね、 (下の”MRIさつえいちゅうぅぅ”をクリックしてください)というような検査です。 撮影してもいいですか?」
「い、い、いいです。お願いします。着替えなければならないんですね。あとトイレと。」
「CDお持ちだったらお好きな音楽をかけますよ。 看護師さ~ん、Q恵さんをMRにご案内してくださ~い。」

~MRIさつえいちゅうぅぅ~

「先生、どうですか?わたしの”こし!”」
「う~~ん、こりゃ、ヘルニアですねぇ。やっぱり、MRI撮影してみるものですねぇ。 う~~ん。」
「う~~んって、さっきから、そんなにうならないでください。 やばいんですか? そのヘルニアっていったい何ですか?
「まあまあ、そんなに叫ばないで。この今撮影したQ子さんの腰のMRI画像を見てください。 この部分がはみでています。これが”腰椎椎間板ヘルニア”って言われているものです。」
「ヘルニア?今、ヘルニアって言いました?わたしはどうしたらいいんですか?」
「この模型のここの部分をさわってみてください。椎間板は腰の骨と骨の間にある軟骨で、 クッションの役割をしています。 このクッションは真ん中に水分が豊富な組織(髄核)があります。」
「硬いけどぷにょぷにょしていて気持ちいいですね。」
「これは、模型ですからね。あくまでも。 この髄核が、加齢や激しい運動、時に遺伝的に弱くなって、はみ出して、腰骨が包んでいる神経に触ると、腰痛が出ます。 診察するとラセグー徴候といって、痛みのある脚が上がらず、いわゆる坐骨神経痛が起こります。 ひどくなると、脚がしびれたり、足に力が入らなくなったりします。 ヨサコイはなかなか激しい踊りで、腰や膝に無理をかけている方が多いようです。 団体競技なので、痛くても無理して踊ることで、症状が悪化してしまう人も多いようですね。 」
「???センセ、言ってること、ムズカシイ。 むずかしいけど、はみでちゃったら、これって元に戻らないんじゃないですか? なおらなおいのおぉ??」
「腰の神経に向かって出っ張った椎間板は、基本的にはもとに戻らないといわれています。 でも、椎間板が出っ張っていれば、必ず腰痛になるわけではありません。 通常は、保存療法といって、しっかりと安静にして、コルセットを装着、牽引などのリハビリ、消炎鎮痛剤やシップの使用、注射療法などで、痛みはだんだん軽減します。完全に痛みが取れる人もたくさんいます。」
「なんとな~く、わかってきました。”動くな、体を曲げるな”ってことですよね。」
「極端ですねぇ。 でもまず、腰にかかる負担を減らすように、生活習慣を変える必要があります。」
「センセ、なんとなく聞きたくないけど、ヨサコイはできないですか?」
「ヨサコイをしながら、ヘルニアも治すのは、難しいかもしれません。痛みが強い時は安静が第一です。ある程度痛みが軽減したら、リハビリを行います。安静が続きすぎると、腰周辺の筋肉が衰えますから、腰痛体操で、腹筋を鍛えたり、腰部のストレッチ体操を行います。ヘルニアによる再発を防ぐために、日常生活で腰に負担がかからない生活を工夫する必要があります。」

「頭がぐるぐるします。すごくショックです。 ヨサコイをもうできないんですか?」
「もう一つ重要なことは、腰痛にはストレスが原因の場合もあります。仕事が忙しい、うまくいかない、いらいらするなどの精神的なことも、ストレスになります。腰痛があれば、できるだけ体も心も休める必要があります。泣かないでください、Q子さん。もう少し様子を見てみましょう。とりあえず痛みのあるときは、安静にして。今は我慢してください。無理をしないような方法を一緒に考えていきましょう。あせらない、がんばらない。ね、Q子さん。」
「ぐすん、ぐすん、はい、先生。」
「痛みがおさまったら 腹筋の筋力増強と腰部のストレッチ体操が必要です。ただ、筋力だけあっても腰痛がでます。腰痛体操のパンフレットがいくつかあります。わたしとまた相談して、行ってよい体操を決めましょう。ゆっくり、腰痛と向き合って上手に付き合っていきましょう、ね、Q子さん。」
「ぐすん、ぐすん、はい、先生。ありがとうございます。ぐすん、ぐすん。」